遥かへのスピードランナー

シリコンバレーでAndroidアプリの開発してます。コンピュータービジョン・3D・アルゴリズム界隈にもたまに出現します。

iPhoneアプリケーション勉強会に参加してきました(その1)

8月10日は新橋で行われたiPhoneアプリケーション勉強会に参加してきました。
こういう勉強会に参加するのは、ほとんど経験がなかったのですが、自分にはない開発者の視点を吸収できて勉強になりました。

以下、レポートというか雑感。

発表セッション

XcodeでCocoaアプリケーション入門/(株)iPhonez 川畑佑介氏

うすうす気付いてはいたけどネイティブアプリだけじゃなくて、Webアプリでもいろんなことができるんだなーと思いました。特にiPhone本体の縦横検知はWebアプリでもできるんですね。びっくりです。あと僕はまだiPhone Developer Programに登録していないんですが、登録者にしか開示されないサンプルプログラムが多数ある、というのも有益な情報。なんらか開発が進んでから登録しようかなーと思ってたけど、もう登録した方がいいのかしらん。。

「ホットペッパー for iPod touchiPhone / iPod touch Web アプリ開発 Tips/リクルートMTL 石橋利真氏

※こちらで資料公開されています⇒http://iandeth.dyndns.org/mt/ian/archives/000676.html
まずiPhone向けのWebアプリってDashcodeで作るんですね。javascriptメインのWebアプリなんて、テキストエディタでごりごり書いた経験しかないので、シミュレータで動作確認もできるDashcodeの存在にはかなり驚きでした。JSONPで書くことでサーバーサイドの処理を一切なくしている、という話もありましたが、その辺も興味がありました。JSONPってまったく詳しくはないんですが、そういう目的で使われる技術なんですかね?
また、マッシュアップアワードの紹介もありました。
後のライトニングトークでPlaceEngineという位置情報を取得できるWebサービスの紹介もありましたが、ストリートビューとか、最近は面白いAPIがたくさん登場してきてるので、チャレンジしてみるのも面白そう。(だけどいろんなAPIの機能をチェックするだけでも大変だなあ。。。)
あと、HTML5ではアニメーションのCSSがサポートされていて、それを使うとiPhone用に見栄えのいいWebアプリを作れますよ、という話も興味深かった。(SafariHTML5対応済み)

アート(芸術・技術)としてのiPhone/iPod touch/赤松正行氏

アートの内容については、なんかすごそうなことやってる、っていう以上には正直理解できませんでした。
iPhoneというデバイスに対する様々な思いを詰め込まれたセッションでしたが、一番考えさせられたのが、iPhoneのソフトウェアキーボードが、将来的にキーボードというものの存在が大きく変わることを示唆しているのではないかという話。将来的なキーボードの形ってなんなんでしょうね?


その2(ライトニングトークセッション・懇親会)のレポートはこちら