ホームシップ衛星
「風の日には、飛ぼうとしてみる」と歌われる名曲を幕張メッセで聴いていたのは、だいたい1年前。そして今日は、その幕張メッセでBUMP OF CHICKENのツアー「ホームシップ衛星」初日が行われる日であり、そして文字通り「風の日」だった。
ライブは18:30開演予定。
それだけの情報を踏まえた上で、まずは、今日の僕の行動記録をご覧頂きたい。
17:00 池袋駅を出発。
17:30 東京駅京葉線改札に到着。京葉線が強風のため止まっていることを知る。改札前では、BUMPのライブ(かディズニー)に向かうと思われる人達が、困惑の表情を浮かべている。幕張なんて京葉線しか通ってないのにどうすんだ、一体。どうするか一瞬考えた後、考えるのが面倒なのでタクシーに乗ることを決心して、地上に向かう。
17:35 なかなか地上に出ることができず迷っていると、有楽町駅への案内標識が目に付く。有楽町線で新木場までいけば、タクシー代も安くつくはず…、ひょっとしたらその頃には京葉線も運転再開してるかも…。ということで新木場に向かう。と、有楽町線に乗りながらmixiのBUMPコミュの掲示板をチェックすることを思いつき、携帯からアクセスしてチェック。現地の人の書き込みによると、開演を30分〜1時間遅らせる模様。良かった、とりあえずまだ悪あがきする時間はある。ありがとう幕張メッセの中の人。
17:50 新木場到着。まだ京葉線は動いていない。諦めてタクシー乗り場に並ぶが、ものすごい長蛇の列。このまま並ぶと乗車できるまで2時間はかかりそう。おまけに風が強くて寒い。しかし他にどうしようも無いので、BUMPコミュの掲示板をチェックしつつ並ぶことにする。18時頃に運転再開するかも、との書き込みがあり、とりあえずそれに希望を託す。ありがとう京葉線の中の人。
18:00 掲示板に京葉線復活の書き込みがなされるや否や、即京葉線乗り場に。掲示板情報によると、開演は1時間遅れて19:30になるとのこと。なんとか間に合いそうだ!ありがとうmixiの中の人。
19:05 徐行運転にいらいらさせられながらも、なんとか海浜幕張駅に到着。会場まで走り、クロークに荷物を預けて、開演時間にぎりぎり間に合う。なんか幕張メッセのライブの時は毎回走ってる気がする。
後で聞いたところによると、今日は京葉線だけでなく、かなりの交通機関がぼろぼろだったらしく、とりあえず今僕が皆に代わって言えるのは「どんだけ風に弱いんだよ、電車」という言葉くらいでしょう。
肝心のライブは、これはもう素晴らしいものでした。
2時間のライブだったけどもう1セットは余裕で聞きたいくらい。
あれだけのでかい会場になると、アーティストの力だけじゃなくて客の力がやっぱり効いてくる。去年のエルレのときも感じたけど、その場の一体感が生み出す力がすごくて、遠さとか全く気にならない。
セットリストは「orbital period」の曲中心。
このアルバムの曲は、どの曲もバラエティに富んでいて、かつクオリティもものすごく高いと思うのだけど、個人的には特にバラード曲がいいと思っている。極限までに内面と向かい合った歌詞と、どの楽器も突き詰められたアレンジが本当にすごい。
そしてこのライブでも圧巻だったのが、中盤の「プラネタリウム」「花の名」「arrows」「飴玉の唄」のバラード4連発。後ろ2曲は微妙にアルバムとアレンジが変わっていて、アルバムよりさらに感情をこめて歌われた飴玉の歌は鳥肌ものでした。
そしてライブで初めて「K」を聴いた。一時期聞き飽きるほど聞いたこの曲。あんまりライブ向きの曲とは思わないけど、やってくれて嬉しかった。あらためて聞くと、本当にいい曲なんだよなあ。
BUMP OF CHICKEN 'ホームシップ衛星'
2008.2.23 sat. 幕張メッセ SET LIST01.星の鳥
02.メーデー
03.才悩人応援歌
04.涙のふるさと
05.ハルジオン
06.ハンマーソングと痛みの塔
07.時空かくれんぼ
08.プラネタリウム
09.花の名
10.arrows
11.飴玉の唄
12.fire sign
13.かさぶたぶたぶ
14.ダイヤモンド
15.天体観測
16.supernova
17.星の鳥―reprise―
18.カルマEn.
19.K
20.ガラスのブルース