本日夜、Kudan.mobiというモバイル開発者コミュニティの勉強会に参加します
いつもお世話になっているke-tai.orgさんでも記事になっていますが、本日夜にKudan.mobiというモバイル開発者コミュニティの勉強会が催されるので、それに参加してきます。
昨日別の会社でモバイルの仕事をされている方としゃべっていて、「モバイルの勉強会って少ないよねー」なんて話をしていともあり、この機会はまさに願ったり叶ったりです。
主催はスパイシーソフトのエンジニアの方。この会社自体は携帯アプリを中心に展開されているようで、自分が所属する会社とは毛色がだいぶ異なるので、話を聞くのが楽しみです。
「Kudan」となっていますが、特に九段下エリアに限定はされていないようです。僕もライトニングトークをさせてもらうので、興味のある方は是非聞きに来てください。
Kudan.mobiの勉強会に参加してきました
今日はKudan.mobiの第1回Lightning Talksに参加してきました。
武上さんの発表されていたサイトマップの話は自分にとって初耳の内容が多かったので新鮮でした。
サイトマップなんて単にリンクを羅列したHTMLだと思ったら大間違い。ちゃんとしたサイトマップ専用のXMLフォーマットやクロウラーへの通知方法などが定義されているんです。
そして、Googleがサイトのアクセスログから自動的にサイトマップを作成してくれるPythonスクリプトを提供しているという話。そのスクリプトのいくつかの不満点を、武上さんが解消したという内容でしたが、改良版のスクリプトは公開されてないんですかね?興味があるので公開してくれるとうれしいです。すいません、githubにて公開中でした。
立花さんの話は、au端末向けの4way Flashコンテンツを実現するためのTips情報。ちょっと気になってCP向けのKDDIの仕様書を見てみたら同様のことがちゃんと書いてありました。うーん、こういう情報って一般には公開してないのかあ。
難しいですよね、勝手サイトって。特にKDDIはHTTPヘッダの情報を始めとして、勝手サイトでも数多くの情報が取得可能になってるのにその仕様は勝手サイト向けには公開されてない。セキュリティに対する詰めの甘さを感じずにはいられません。
id:mochikoAsTechさんは、「運用担当の人に5分でcronを理解してもらう」と題した物語調にアレンジされたcronの解説。「クロンくんは1分に1回、やることが書かれたノートをチェックする」など、「定期的にジョブを実行する」という単純な説明では見落としがちな大事なことを平易な言葉で語られていたのが印象的でした。
自分の話でいうと、例によってまたFireMobilsSimulatorの話をしてきました。発表の場は3回目で毎回聞き手の層にあわせてちょっとずつ内容を替えていってはいるんですが、そろそろ飽きられそうなので新しいネタを仕込んでいきたいなと思っています。
ほかの人の発表を聞いていて漠然と思うのは、ライトニングトークって技術的に新鮮でためになる話をするのか、使い古された話題でもエンターテイメントとして昇華していく方法を取るのか、のどちらかに落ち着いちゃう感じがあるんだけど、本当は両方うまくミックスさせるのがいいんだろうなあ、と。自戒の念をこめて。。。
懇親会でもいろいろと面白い話が聞けました。
携帯サイトはなぜかPHPでの開発が多いんですよね。個人的にはやっぱPerlがいいと思うんですよね。ライブラリが充実してるし、Perlを使ってモバイル開発をやる、っていう時点で既にある程度のレベルの技術者が選別されている気がするし。
Kudan.mobiは来月末もまたライトニングトークを開催するようなので、モバイル開発をされている方はぜひチェックしてみてください!
他の方のレポート
主催者:武上さん
CARS ON FIRE: ケータイサイト用sitemapを作成する。
mochikoAsTechさん
mochikoAsTech: Kudan.mobiの第1回LightningTalksに行ってきた
FireMobileSimulator0.1.4リリース&CodeReposにコミットしました
FireMobileSimulator0.1.4をリリースしました。
ちょっとアップデートをミスり、番号1個飛ばしのリリースです。
- ダウンロードはこちらのエントリーから
修正点は以下です。
- ライセンスをGPLに変更
- 対応するFirefoxのバージョンを2.0-3.0.*に変更(今までは1.5〜としていたものの、実質テストできていなかったので)
- Macでメニューバーから端末を選択しても、defaultにチェックがついたままになるバグを修正
CodeReposで公開中!
そしてようやくCodeReposにコミットしました。
http://coderepos.org/share/browser/platform/firefox/FireMobileSimulator
実は4日前に既にコミットしていたんですが、もうコミットしてくれてる人がいてびっくりです。いまさらだけど人の書いたソースを読むのは刺激になって面白い!
まだドキュメントも何もない状態ですが、興味のある方は細かな修正でもいいのでコミットしてくれるとうれしいです。(でもちゃんとテストはしてね!)
あと、当面のリリース作業などは引き続き僕がやっていく予定です。
自動update対応について
コメント欄で、何で自動updateに対応しないんですか?という質問を頂きました。
Mozillaのadd-onsサイトで公開していると、自動でupdateに対応するはずなんですが、どうもうまく機能していないようです。もしかしたら当アドオンが実験的だからかも?ということで、公式アドオンとして認可されるまではちょっと様子を見ている段階です。お手数かけてすいませんが、もうしばし、猶予を下さい。。。
今日の豆知識
install.rdfのminversionとかmaxversionに使われる2.0.*とかの*は無限大をあらわす。
よって<em:minVersion>2.0.*</em:minVersion>などと指定すると実際の2.0系にはインストール不可になってしまいます。
2.0系に対応するときは素直に2.0と書きましょう。
FireMobileSimulator0.1.2をリリースしました
FireMobileSimulator0.1.2をリリースしました。
- ダウンロードはこちらのエントリーから
修正点は以下です。
- 絵文字のimgタグ変換のオンオフをOptionsメニューから切り替え可能とした
- ツールバーにアイコンボタンを配置せずにメニューから端末を選択した場合、アイコンが切り替わらないバグを修正
1点目は、サイトのinputタグ属性値に絵文字を使用していた場合に、タグの属性値内にimgタグが展開されてしまうためHTML表示がおかしくなる問題の対策として実装した機能です。
タグの属性値に絵文字が使われているかどうかを判定して、タグの属性値の場合、タグ自体をdivやspanなどに変更して、テキスト属性値に持ってくることも考えたのですが、絵文字変換処理はブラウザでDOMツリーが展開される前、StreamConverterの中で行っているため、ここでタグの属性値が否かの判定を行ってしまうとDOMツリーの展開を二重に行うことになり望ましくないなと思っています。絵文字変換の場所自体をかえた方がいいのかも知れません。どうも難しいなあ。。。
FireMobileSimulator 0.1.1をリリースしました
FireMobileSimulator0.1.1をリリースしました。
- ダウンロードはこちらのエントリーから
修正点は以下です。
- ページをブックマーク時にブックマークマネージャが開かなくなるバグを修正
Array.prototypeに関数を追加したのが原因でFirefox本体でエラーを引き起こしていたようです。
Firefox本体のソースを引用すると、
[browser.jsより]
_blockedCommands: ["cmd_close", "cmd_closeWindow"], _blockCommands: function SU__blockCommands() { for each(var key in this._blockedCommands) { var elt = this._element(key);
このfor eachで配列を回しているところに追加した関数オブジェクトも列挙されてしまっていました。
id:amachangが指摘するところの「for in は配列走査のための記法ではない」を見事にFirefoxはやってくれていたようです。
でも、こういった組み込みプロトタイプの書き換えは、オブジェクトを利用する側で書き換えられていることを配慮した作りにするのではなく、書き換えないように配慮するのが通常みたいですね。勉強不足でした
aidesさん、ご報告ありがとうございました!
FireMobileSimulator 0.1.0をリリースしました&お知らせなど
FireMobileSimulator 0.1.0をリリースしました。
- ダウンロードはこちらのエントリーから
修正点は以下です。
- 絵文字完全対応
- ツールバー上にボタン配置可能(表示->ツールバー->カスタマイズでボタンを追加可能)
- メニューにアイコン追加
- 以下の位置情報送信機能に対応(緯度経度などの情報はOptions->位置情報設定から設定可能)
- DoCoMoのオープンiエリア機能
- DoCoMoのGPS機能
- Auの簡易位置情報送信機能
- AuのEZナビ位置情報送信機能
- WMLの一部に対応
- <wml:anchor><wml:spawn href="xxx">
- <wml:onevent type="onenterforward"><wml:go href="xxx">
- HTTPSへのiモードID・UID送信制限
- DoCoMo端末のCookie送信制限
- 終了時・アンインストール時に設定をクリアするようにした
- 端末設定を選択したままアンインストールすると端末設定が元に戻らない不具合に対応するため
- Option設定の見栄え改善
- POSTメソッドでDoCoMoのUIDが送信できない不具合対応
- 端末追加ダイアログでキャンセルボタンを押下しても、新規端末が一覧に追加表示されてしまう(実際には追加されていない)バグを修正
週初に公開した方がユーザーの目に留まり易いかな、とも思ったのですがあえて週末の公開です。
というのも、明日ESPer2008というイベントでこのアドオンのライトニングトークをさせて頂くことになったので、それに発表するネタを事前に仕込んでおきたかったからです。
今回のバージョンアップでは絵文字サポートを強化した他に、試験的にGPSを含む位置情報送信機能に対応してみました。
DoCoMoとAuだけですが、緯度経度などを自分で設定してサイトに送信することができます。
設定が面倒な人の為に、デフォルト値は初台のオペラシティになってます。(ちなみに僕の勤務地です。)
本当はGoogleMapsで位置を選択して情報を自動取り込み、とかやりたかったんですが、ちょっと実装の時間が取れなったので今回は見送りました。
そしてこれを機にCodeReposに公開しようと思っています。(現在アカウントをYappoさんに申請中)
一人で開発を続けるのが結構大変なのと、このバージョンである程度のソースコードの雛形は完成したと考えたのが主な理由です。この先は既存ソースの拡張・改修で、携帯シミュレータとしてかなりの高みにまで行けるんじゃないかな、と。
というわけで開発していただける方を絶賛大募集中です。
モバイル開発者のみなさん、モバイル開発をもっと楽にしませんか?
FireMobileSimulator 0.0.5をリリースしました
FireMobileSimulatorにものすごい数のブックマークをいただいてびっくりです。
鋭意バージョンアップしていく予定ですのでよろしくお願いします。
今回のバージョン0.0.5はバグフィックスですが、次回のバージョンでは現在では一部の書き方しかサポートしていない絵文字表示について、完全対応する予定ですので期待してください。
FireMobileSimulatorのバージョン0.0.5をリリースしました。
Mozillaのアカウント登録を行う予定のない方はこちらからダウンロードしてください。
修正点は以下です。
- SoftBankで[1]や[3]などの一部絵文字が正しく表示されないバグを修正
みのるさん、不具合の報告ありがとうございました!